ミニマリストの部屋

日々、モノを減らす実験

自分が人に提供できるもの、よく考えたらごちゃついてました。

みなさんはビレッジバンガードというお店をご存知でしょうか?

スマホ関連の商品、本、キャラクター商品、仮装グッズなどなど、床から天井までいろんな商品がびっしりと並んでいます。

しかも陳列棚もスーパーやコンビニみたいにきっちりとは並んでいません。どこに何があるかわからない。でもだからこそ楽しい。それがこのお店のいいところです。

ただこれは、ちゃんとコンセプトやテーマありきのお話。スーパーがこんなだと、買い物に来たお客さんは困りますね。ごちゃごちゃとものが置いてあるだけで、買い物しづらいし、結局いろいろ見たけど買わない。

あ、これ私だ。
今の私は、お客さんにいろんなものを提供しようとしている。と思いました。

それを教えてくれたのは、雲丹亀みほさんでした。
雲丹亀さんと初めて会ったのは、2年前、友人が起業の相談に乗っていただいたとのことで紹介してもらいました。女性の起業相談をされていた鶴泰博さんとブログ相談を中心にされていた雲丹亀さんのおふたりに、起業の相談に乗っていただきました。

あれから2年。一歩進んで二歩下がり、あーでもないこーでもない、うーん。やってるはずなのになんかうまくいかないと、失敗とモヤモヤの毎日で、どうにかしなくてはと思い出したのが彼女の存在でした。

ちょうどWoman Up アカデミーという女性の会社員からの起業を応援するプロジェクトの一期生募集が始まるところだったので、参加することにしました。

初回のレッスンがちょうど1週間前。
その中で彼女の口から出たのがこの言葉。

ヴィレッジバンガード状態

いろんなものをたくさん並べすぎてしまっているのではないかと。
私は、パソコンのインストラクターをやっていたということを、いろんな方にお話ししています。パソコンを教えられるってすごいって言われるんですけど、じゃあ具体的にどの分野が得意なの?って聞かれると答えられません。

わからないこと何でも質問どうぞって言っちゃうんですよね。でも、そうなると質問したい方は、かえって何を聞いたらわからないわけです。

何が質問できるかわからないけど、とりあえず自分の困っていることを相談してくださる方もいます。でも質問する前に「違ってたらごめんなさい」とか「お願いできることなのわかりませんが…」と聞かれます。いえ、気を使わせてしまっています。

以前こんなことがありました。パソコンのことで相談したいんですけどと依頼がありました。話を聞くと、他の方に管理していただいていたホームページを、引き継いで管理・修正などして欲しいという依頼でした。

確かにホームページはパソコンを使って管理・運営をしますが、パソコンインストラクターとは、ホームページを作る人ではないんだけれど…なぜ私にこんな依頼をしてこられたのかな?と思いました。

それは自分が、具体的にこういうサービスを行っていますと伝えてないからであり、なんでも聞いてくださいねにしてしまっていたからなんですよね。

ヴィレッジバンガードは、お客さんはこういうものおいてないかなーとか、なんか面白そうなものないかなーとか、考えながらお店をうろうろしています。お店側はというと、買い物を楽しんでもらうというのがまず目的としてあるのかなと思いました。でもこれって目の前に商品があって、手にとって確認できるという、あくまでも店舗ありきの話。

私の場合は、店舗がありません。
私はいったい何を目的にしているのだろうか?お客さんに何を提供したいのか?そのお客さんはどんな人なのか?

最終的にいろんな商品が並ぶなら、それはそれでありかもしれないけれど、いきなりいろんなものごちゃごちゃ置いてしまったら、そりゃお客さんになりそうな人にもわかりませんわね(。-∀-)

今起業を目指しているみなさんも、いろんなことがごちゃついていませんか?
私は、家のお片付けをするように、ごちゃごちゃと並んでいる「できること」「やりたいこと」そして「やりたくないこと」「できないこと」を仕分けして、すっきり見やすくわかりやすい状態を目指してみようと思います。