照明器具と格闘3時間
照明器具が備え付けてあると非常にありがたい。
だって、買わなくていいもん。
引っ越しの時にスーツケースに入らないようって困ることもないし。
でも、大変なこともあった。
リモコンがついてない。
ええっ!じゃあ電気つけるか消すかの二択だけ?
そして、紐がない。
ええっ!明るさ最大、中くらい、豆球の調整できないの?
なんとかならんかなーと思いながら引っ越して来てから10日、ようやくミッションを開始。
どうやらこのシーリングライトは、照明からちょろっと出ている針金の輪っかの部分にもともと紐がついていたようだ。よし!あそこに紐をかけてみよう!
かけたけど針金がちょっとたわむだけで調光はできない。
なぜじゃ?
調べてみたらその針金の奥にストローみたいなものがついていて、そこから照明の奥に紐が続いているらしかった。ストローをよく覗くとなんか紐っぽいものが見える。
これをどうやって取り出そう?えい!ってやったらストロー部分を取ることができた。
そして紐が出て来た。
こいつか。
ということで、この途中で切れちゃった紐にとりあえず持っていた木綿糸を結んでみた。引っ張ったらカチッとそれらしい音がする。よっしゃ!
さらに別の紐をつなげて長くして、無事三段階調整ができるようになった。
嬉しくて安心したら、脚立代りに使っていたテーブルから降りようとした時に、安定の悪い椅子の上に足を置いた途端、安定の悪い椅子が傾いてひとり部屋の中で地味に音を立てながらコケた。
痛い。でも嬉しい。
こうして私は、週末の午後の昼下がりに、ひとり足痛いよぅと思いながらこの紐はきっと近いうちに切れるだろう。だって木綿糸だもんと思いながら、照明の紐を何回か引っ張って「おお!」と思うのであった。 ま、切れたらまた考えよう。